昔は何かを学ぶとき、その分野の専門家の本を読んだり、
講演を聴いたりしたものです。
最近ではオンライ上で学習することも可能になったため、
わざわざ本屋さんに本を買いに行ったり講演会場に足を運ぶ必要がなくなりました。便利になりました。
只、便利さと学びの深さは必ずしも正比例しているわけで
はなく、どれだけ自分に落とし込めるか、吸収できるかは、本人の度量や器にもよる気がします。
先日、こんなことがありました。私が教えている英会話学
校のスタッフの方が、私のところに来てこう言ったのです。
「先日は研修ありがとうございました。覚えておられると
思いますが、数年前は別のクラスの受講生として先生の説明会に参加していたんです。その時は先生が仰っていたビ
ジネスのエッセンスの意味を殆ど把握できていなかったと
思います。今、スタッフになって、社会人として少し経験
を積んで、あの時、先生が仰っていた意味が何となく分か
るようになりました」
人は経験を積みながら成長し、他人の苦労や生き方に感情
移入ができるようになる。「感情移入」=「学び」と言っていいのかもしれません。
そして自分が成長すればするほど、逆説の真実ではないで
すが、今度は学びができていない人からもっと学べる心の広さと洞察力が身に付くと。
マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウスの名言――
Wise men learn more from fools than fools
from wise men.(愚者が賢者から学ぶより多くのことを、賢者は愚者から
学ぶ)
学びの段階で愚痴を言っている人がどの程度か、察知がつ
きますよね。
きますよね。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Frank Yoshida
Power Blogger forCosmopolitan Development
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